
日本では少子化が進んでるけど、それは不妊が原因なのもあるのかな?
そもそも不妊の原因ってどんなものなんだろうか?

不妊症について説明しよか!
子どもがなかなか出来ない人にとっては不妊というのは大きな問題ですよね!
子どもは授かりものとも言いますが、皆さんは”不妊”がどいういうものかご存じでしょうか?
今日は不妊症の原因や不妊の定義についてお話をしようと思います!
この記事はこんな人にオススメ
不妊治療について知りたい
不妊治療を受けようか悩んでいる
これから妊活に励もうと思っている
不妊症の定義とは
通常生殖器官に問題のない夫婦が妊娠を希望する場合は3か月以内に50%、6か月以内に70%、1年以内に80%、2年で90%以上が妊娠します。
「不妊症」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています
参考:不妊症|公益社団法人 日本産科婦人科学会 (jsog.or.jp)

避妊をせずに性交して1年子供ができひんかったら”不妊症”っていうんやで

僕が聞いたのは2年出来なかったら不妊だって聞いたよ?

元々は2年っていう定義やったんやけど、WHOが期間を1年に変更してからしてから国際基準と合わせるべきと考え2015年にその期間を1年に変更したんやで!
不妊症の男女比
不妊症の原因=女性側の原因と思っている人は多いのではないでしょうか?
しかしそれは全くの誤解です。
WHOは不妊の原因を男女別に統計をとると、男性の確率・男女の確率がともに24%、女性の確率が48%、原因が不明な確率が11%と発表しました
グラフに表すとこのようになります

つまり、不妊症の半分(48%)は男性にもが原因があるということがわかります!
このようにみると不妊症は女性だけの問題ではなく男性にとっても十分原因が考えられることなのです!
なので、不妊だと気づいた時はどちらか片方が治療を行うのではなく、同時に不妊治療を開始することをオススメします!

不妊の原因は男性・女性どちらの可能性もあるってことだね!

そういうことやで!
だから不妊に対しては夫婦で一緒に問題解決していくことが大事なんやで!
女性が原因の場合
女性の加齢と不妊は密接な関係があると言われています
不妊による女性の自然妊娠が困難な確率
20代前半・・・5%以下
20代後半・・・9%
30代前半・・・15%
30代後半・・・30%
40歳以降・・・65%以上
排卵因子
排卵因子で考えられるのは、排卵が無い、排卵が遅れる、排卵が少なかったりすることです。排卵が遅れたりすることは月経不順に陥ります
月経不順の原因はストレスや無理なダイエットによる体重変化、視床下部や脳の下垂体からのホルモン分泌異常などが原因が考えられます
卵管因子
卵管は卵子を取り込み精子との受精の場所です。
この卵管が何らかの原因で閉塞したり狭くなったりすると、精子が通りにくく受精が困難な状態に陥ります
また、一部の卵管が体にくっつく(癒着)している状態にあると、卵子が卵管に通りにくくなります
卵管の閉塞は過去にクラミジア感染や、子宮内膜症、過去の腹腔内の手術などが原因であることが多いと考えられます
子宮因子
子宮の原因として考えられるのは子宮筋腫という良性の腫瘍です
その中でも漿膜下筋腫とよばれる子宮の内側に出てくる筋腫が着床を妨げ精子が卵子と受精しにくい状態にすると言われています
子宮筋腫は着床に大きくかかわり精子が卵子に到達することを妨げたりすることの原因となります
また、子宮筋腫による原因の月経不順や過多月経は不妊になることが多いとされています
免疫因子
細菌やウイルスなどの異物が侵入したときにその外敵と闘う際に活躍してくれる”免疫”というものがあります
しかし、この大切な仕組みが時に精子を敵とみなし攻撃してしまうことがあります
この精子を攻撃する抗体(抗精子抗体)を持つ女性の場合、頸管や卵管で抗体が分泌され精子の運動率を低下させ卵子との受精を遮断してしまうのです
男性が原因の場合
造精機能障害
造性機能障害とは精子を造る機能に問題があることです
その中には「精液中に精子が無い(無精子症)」、「精子の運動性が低い(精子無力症)」、「精子の数が少ない」、精子の奇形率が高い」などがあります
その原因を突き止めることで改善することができると言われているため、不妊と感じたら検査を受けることをオススメします
乏精子症
精液中の精子の数が少ない状態のことをいいます
WHOの基準では総精子数が1ml中に3900万以下以下と定義されています
男性不妊のほとんどがこの乏精子症と言われていますが原因は不明であります
奇形精子症
精液中の精子の奇形率が高い状態をいいます。WHOの基準としては正常形態精子が4%未満と定義されています
一般に正常精子の割合が15%未満だった場合に自然妊娠が難しいと言われています。さらに割合が低く4%未満であると奇形精子症と診断されます。
奇形の割合がここまで多くなくとも、病院などによっては奇形精子症と診断されることもあります
その原因もまた、不明であり現代の医学では解明されていません
無精子症
精液中に一匹も精子が存在しない状態です。男性不妊の中で最も治療が困難と考えられます。無精子症は閉鎖性と非閉鎖性に分かれます
閉鎖性の場合、閉鎖している部位によって精巣上体や精巣から手術により精子を回収し顕微授精することができます
非閉鎖性の場合は、閉鎖しているわけではありませんが、造精機能が著しく悪い、または造精機能がまったくない状態で精液中に精子が一匹もいない状態です、精巣炎や染色体異常が原因と言われています
どちらにしても手術によって精子を回収少量でも回収できると顕微授精が可能です
精子無力症
精液中の運動精子の数の割合が低い状態を言います。WHOの基準では運動精子率が40%未満と定義されています
原因はさまざまであり、顕微授精が主な治療法となります
性機能障害
性機能障害は、膣内射精が出来ない状態です。うまく勃起できない勃起障害や、マスターベーションでは射精ができるのに、膣内ではできなくなる膣内射精障害があります
勃起障害に関してはバイアグラなどの薬で改善が期待できます
膣内射精障害に関しては夫婦でカウンセリングを受けるなどの心理的治療が必要となってきます
閉塞性精路障害
閉塞性精路障害は精子の通り道がふさがることで、精巣で精子をつくっても精液中に精子が含まれない状態のことをいいます
精子の通り道(精管)が感染症やなんらかの原因で詰まったり生まれつき精管がないことなどが原因とされています
喫煙
喫煙は不妊の原因と言われています
喫煙することで、精子の運動率が低下することや精子の濃度が低下するなど、非喫煙者に比べると精子と卵子の受精率の低下が懸念されます
ビタミン不足
精子や卵子は活性酸素の影響を受けやすいといわれています。野菜などに含まれるビタミンには活性酸素を除去する抗酸化作用が多く含まれています。ビタミンが不足している状態は活性酸素の攻撃を受けやすいため、精子の数や運動率に影響を与えることが考えれます
疲労・ストレス
疲労などによるストレスは男性ホルモンのテストステロンの分泌を減少させ、性欲の減退などを引き起こします
コレステロール不足
コレステロール不足は女性では月経不順、男性では精子が栄養不足などの原因となります
コレステロールが高くても問題ですが、低くても不妊の原因となることがわかっています

食べ物やストレスは男性だけじゃなくて女性にも同じことが言えるやろうな!
規則正しい生活と栄養もしっかり摂らないとアカンってことやな!
まとめ:不妊は夫婦で問題解決に取り組もう
不妊の原因はさまざまなことが考えられます
女性だけではなく男性にも原因があります。そして体の機能だけではなく、生活習慣からも、改善はできます
これから妊活に励む方、そして不妊なのかな?と悩んでいる方の原因の解決に少しでも役立てたらと思います
では、また!
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