【事例あり】新人看護師に多いインシデントと対策

1年目看護師

看護師として働いているとどうしてもインシデントを起こしてしまいます!

誰にだってミスはあります!

しかし出来ればインシデントを最小限に抑えたいですよね!

今日は新人看護師に多いと言われているインシデントについて、対策について話をしていきますね!

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看護師が起こしやすいインシデントとは

看護師で多いインシデントは以下のようになっています!

1位:療養上の世話(64.5%)

2位:ドレーン・チューブ(8.5%)

3位:薬剤(7.7%)

療養上の世話は患者さんの入院生活での清拭や排泄、移動介助があてはまります(^ω^)

実際の現場での「療養上の世話」でのインシデントとして多いのは、移動介助、認知症などで指示が入らない患者さんの転倒・転落が多いように感じられますね!

ゴリオ
ゴリオ

歩行訓練してる患者さんの膝が抜けたりしてよくこけることあるもんな!注意せな!

二番目に多いドレーン・チューブのインシデントは歩行中に足にチューブが引っかかってしまったり、せん妄・認知症患者さんが自己抜去してしまうことが多いでしょう!

そして点滴の抜去もこれにあてはまります!患者さんの不注意、自己抜去など様々な場合が考えられます!

三番目に多い薬剤のインシデントは内服薬・点滴の患者間違え、投与量・投与時間の間違いが中心ではないでしょうか!

与薬の6R(復習)

・正しい患者〔 Right patient 〕

・正しい薬物〔 Right drug 〕

・正しい目的〔 Right purpose 〕

・正しい容量〔 Right dose 〕

・正しい方法〔 Right route 〕

・正しい時間〔 Right time 〕 

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新人看護師に多いインシデント

1年目以上の看護師と違い、新人看護師のインシデントは少し傾向がかわってきますね!

1年目の看護師のインシデントは薬剤関係のインシデントが増加しています!

やはり経験がまだ浅いうちは慣れないことに対してのミスが多いのでしょうか!

そして、ある程度経験をしている看護師になるとインシデントを回避するポイントもわかってくるため、1年目の看護師に比べて薬剤でのインシデントは徐々に減ってくるのでしょう!

薬剤インシデントは新人の半年以降(10月~)急激に増える

新人看護師は入職当初は毎日先輩のフォローがあるため、ミスも少なく過ごしますが、半年程度経ったころから徐々に先輩のフォローが外れてくるため、ミスが増える傾向にあります!

そして何より半年程度経過するとある程度の業務に慣れが生じるため、入職当初にやっていた薬剤のダブルチェックや、指差し呼称などインシデントの予防策をせずに患者に投与してしまうといった例が増えてしまうのです!

実際のインシデント事例

私が実際に起こしたインシデント事例です!

その日は術前の患者さんを受け持った私ですが、オペの出棟前に電解質を点滴投与するために患者さんに点滴を繋げました!

だいたいオペに出棟するまでその点滴を投与し続ける(300ml程度残してオペ室へ出棟する)必要があるのですが、出棟の10分前に患者さんの部屋に最終確認に行くと、

もう点滴が空になっていました!!

そうです、点滴を急速投与してしまったのです!!

ゴリオ
ゴリオ

ヤ、ヤバイ・・・

その後すぐに主治医へ報告し、事なきを得たのですが・・・

患者さんに心不全などの既往歴が無かったため良かったものの、身体への負担になったのは間違いありませんよね!

先輩との振り返り

先輩Ns
先輩Ns

なんでこんなこと起こったと思う?

ゴリオ
ゴリオ

僕はちゃんと点滴落とした時に、滴下も合わせましたよ!

先輩Ns
先輩Ns

抹消ルートはその場で滴下合わせても滴下の速度が変動しやすいから、

滴下合わせた後に、腕の角度を変えてもらって変化ないか確認しなあかんよ!

ゴリオ
ゴリオ

な・・・なるほど、すみませんでした

このように先輩と振り返ることでナゼ起こったのか、そして今後の対策を見つけ出すことができたのです!

このようなインシデントが1年目の後半になると急激に増えてきます!

業務が増えると同時に注意が散漫になってしまうのでしょう!

なので、インシデントを起こさないとうにするには事前に対策をすることが大事になってきます!

インシデントの事前の対策

「療養上の世話」で起こるインシデントは半分「事故」のようなものなので、いくら予防をしていても起こる時は起こってしまうことが多いです!

しかし、特に1年目の看護師に多い「薬剤」のインシデントに関してはこちらの原因であることが多いと言えるでしょう(;´・ω・)

なので事前に対策をしておくことが大事ですね!

✔わからない薬に関しての知識を深める

✔わからないことを一人で行わない

この2つは新人看護師に限らず経験年数が豊富な看護師でも必ず行わなければなりません!

今から渡す薬はどのような薬でどんな作用・副作用があるのか・・・ということをしっかりと理解しておくとそれだけで慎重になり患者間違いや投与忘れを避けることが出来るでしょう!

そして、わからないことを一人で行うのはやめましょう!(;´・ω・)

「前に一度教えてもらったけど忘れちゃった、もう一度先輩に聞くの気が引ける・・・」

「今日は怖い先輩だからなかなか聞けない・・・」

という気持ちになってしまうのもわかりますが後からインシデントが発覚し、注意される・怒られるよりは断然マシですよね!

そしていくら経験が豊富にある先輩看護師たちもわからないことは素直に他の看護師に聞いています!これがインシデントを避ける最良の対策でしょう!

まとめ:インシデントは予防出来るよ!

新人の頃は特にインシデントが多いと思います!しかしインシデントは自己の責任を追及することではありません!

そしてインシデントを起こすことで次回から気を付けよう!対策しよう!という意識が芽生えます!

対策をすることでインシデントを回避する能力も徐々についてくるため、しっかりと事前に対策をとっていきましょう!

では、また!

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