
あれ?
血培ってどうやってどっちのボトルから先に血液入れるんだっけな?

めっちゃ良い覚え方あるから、紹介するで!
血液培養(血培)のあれっ?を解決しましょう!
久しぶりに血培をとることになると
「あれ?これはどっちから血液入れるんだっけ?」となることはありませんか?
毎日のように採取している急性期病棟のような所では忘れることは中々ありませんが、
慢性期や、回復期病棟ではその機会が中々なく、1年に一回あるか無いですすよね!
私達は人間のため、たまーにしか行わないことはすぐに忘れてしまいます!
しかし、この記事をみれば、「あれ?どっちから血液を入れるんだっけ?」という疑問を起こしません!
覚え方があるため是非新人看護師、そして中々機会が無くて忘れがちになるといった看護師の皆さんのお役に立てればと思います(^ω^)
そもそも血液培養の目的は?
血培の目的は
・感染の原因菌を調べる
・原因菌から適切な抗生剤を選択する
この二つを主な目的としていますね(^ω^)
術後急に高熱が出現したときや、熱発の無かった患者さんが急に高熱を出し抗生剤などの内服でも状態が変わらなかった時に、血培を採取して、原因菌を調べたりすることもあります(^^♪!
血液培養ボトルは2本で1セット!
主治医の先生に
「血培1セットよろしく!」
と言われた時、
りょーかい!!!!じゃあボトル1本に血液入れてきま~~す♪
はい、これNGです!!!
血培1セット!!!と言われたら

この2本で1セットです!
皆さん、間違えず!もう一度言います!

2本で1セットやで!!!!!!!!!!!!
血培は基本は2セット!
血培は主治医の指示にて何セット採取するか決定します!
しかし、だいたい2セットを採取するように指示されることが多いでしょう!
その理由は、菌の検出率をアップさせるためです!
セット数によって菌の検出率はこのように変化します!
菌の検出率
・1セット:73.2%
・2セット:93.9%
・3セット:96.9%
つまり、1セット採取するより、2セット採取する方がより菌の検出率がアップするのです!

2セットとるのはよく見てたけど、3セットとってるのはワイは見たことないな!
好気性と嫌気性ボトル
血培は2本で1セットと説明しましたが、この2本のボトルにも種類があります!
それが好気性と嫌気性のボトルです!
菌には好気性菌と嫌気性菌の2種類があり、好気性菌は生きるために酸素を好む菌で、反対に嫌気性は生きるために酸素を必要としないため、酸素を嫌う菌なのです!
この2種類の菌は異なる環境で培養する必要があるため、好気性のボトルと嫌気性のボトルを必要とするのです(^ω^)
ここが重要!!オレンジ(嫌気性)のボトルから血液を入れる

さて、血培に関しての知識を少し見直したところで、いざとなったとき、どちらのボトルから血液を入れたら良いかというところですね!
「どちらから入れても一緒じゃないの?」
いえ!!!!!違うんです!
ちゃんとどちらから先に採血した血液を入れるか決まっています!
それは「オレンジ」のボトルに先に入れるという決まりです!
その理由は、嫌気性菌は酸素に触れると死んでしまうため、酸素に触れないように採取する必要があります!
採血時にシリンジ内に空気が残りやすいため、その空気を入れないために、先に嫌気性のオレンジのボトルに血液を入れ、その後に好気性の緑or青色のボトルに血液を入れます

だいたい1本のボトルに10㏄は血液を注入するで!
5㏄とかでも大丈夫って言うけど、菌の検出率が悪くなるから、出来るだけ8㏄~10㏄は入れような!
忘れやすい人への血液培養の覚え方!
オレンジ(嫌気)のボトルから血液を注入する根拠がわかりましたね!
では、実際に血培を採取する際、どちらのボトルから注入するか忘れないための覚え方を紹介します!
これ一つを覚えておけば、血培は怖くありません!
こう覚えます!
オレ嫌(嫌気性)、俺(オレンジ)が先!!
このようなゴロを合わせて覚えましょう!
どうですか????!?!?
簡単ではありませんか?俺が先!だけでも通用します!

冗談じゃなく、ホンマにワイはこれでずっと覚えてるで!
オレンジのボトル、オレンジのボトル・・・・
って覚えるより
俺が先!!!
って覚える方が簡単やったからな~
まとめ:もう迷わない、血培を自信をもっていこう!
どうですか皆さん!
今回説明した血培の覚え方ですが、皆さんはどうやって覚えていますか?
まだ覚えきれていない、忘れっぽい
そんな人は是非一度この覚え方を試してみてはいかがですか?!
語呂合わせの中でもとても覚えやすいものであると私は思います、是非参考に!
では、また!
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