
今日も残業やぁ~~~
また帰るの遅くなるし奥さんに怒られるよ~~
看護師をしていると残業との戦いです!
部署にもよりますが、病棟看護師では毎日残業をしている人がほとんど!
私も現在ではほぼ残業なく帰還していますが
新人~3年目ほどまでは毎月20時間程度の残業をこなしていました!
今日の記事では看護師の残業が多い理由とその対処法について紹介したいと思います(^ω^)
今日の記事はこんな人にオススメ!
✔毎月残業をたくさんしている人
✔看護師の残業事情を知りたい人
✔残業が少なくなる改善方法を知りたい人
看護師の残業事情
2017年の「看護職員の労働実態調査結果報告」によると日勤看護師の終業後の残業が30分以上あるという回答が73.9%、就業前のいわゆる前残業を30分以上しているという回答が53.2%あるという報告でした
参考:2017年 看護職員の労働実態調査結果報告|日本医療労働組合連合会

ほとんどの人が残業してるってことやな~!
このように看護師にとって残業はつきもの!なのです
独身の方なら、残業をして給料を稼ぎたい!!
という方もいるかもしれません
しかし考えてみてください!わざわざ夜遅くまで病院に残って残業して給料を上げるって、効率悪くないですか?
そして、結婚してライフスタイルも変化すると残業することは中々苦痛なものです・・・(;´・ω・)
今から残業が多い原因とそれに対しての対処をする必要があると思います
看護師の残業の過労死ライン
看護師の仕事は肉体的・精神的にも厳しいため、他の職種よりもハードであると言われています
そして看護師の過労死ラインと言われている残業時間は月に約60時間、他の職種は80時間で設定されているのにも関わらず看護師は極端に時間は少ないのです
それだけ看護師の仕事がハードであるということがわかります
また、日本医療労働組合連合会の労働実態調査によると、アンケートに参加した約3万2千人のうち、253人(0.8%)は残業時間が60時間を超えているとのことです

看護師の残業時間はこんなにも多いのか・・・
看護師の残業が多い原因
それではどうして看護師は残業が多いのでしょうか?
その原因は以下のことが考えられます
残業が多い原因
✔患者の情報収集量が多い
✔急変対応
✔看護記録が多い
✔研修・勉強会
✔人員不足
✔指導を受ける
以上のようなことが残業が多い原因として考えられます!
それぞれみていきましょう!
患者の情報収集量が多い
看護師一人に対して患者さんを7~10人受け持つことが多いため、それだけの患者さんの情報をとらなければなりません!
そのため、就業開始前から前残業をして患者さんの情報をとっていきます!
今日の処置内容、夜間のバイタルサインや患者さんの状態、検査の有無など一人ずつの患者さんの今日の”イベント”の情報を収集しなければいけないため、受け持ち人数が多ければ多いほど必然的に情報をとる量が増えますよね!
就業開始のだいたい30~1時間前から患者さんの情報収集をしている人が一般的でしょう!

看護師の朝は早いんやで~~~
急変対応
今日は定時で帰れそう!
そう思っていても患者さんの急変にあたると、必然的に残業をしなければなりません!
これは偶発的に起こるため、避けることは難しいでしょう!
その日の受け持ち患者に急変リスクがある患者さんがいる時は注意が必要ですね!
終業ギリギリに急変にあたると、それから医師の指示を聞いたり、看護記録を追加、夜勤者への申し送りなど多くのことをこなさなければいけないため、残業をせざるを得なくなります!
看護記録が多い
7~10人の患者さんを受け持つとそれだけ看護記録の記載も増えますよね!
毎日状態の変化する急性期のような病棟では、患者さんの変化に応じて適宜看護記録を記載しなければいけないため、記録量・それにかかる時間も必然的に多くなってしまいます!
研修・勉強会
看護師は研修や勉強会が非常に多くあります!
委員会も多くあり、そのようなものにあたると業務を1時間程度中断せざるを得なくなるのです
そして基本的に研修や勉強会はサービス残業になることが多いですね!
「自分が進んで参加しているんだから残業代は支払いませんよ~~~~」ということなんでしょうか(;´・ω・)
人員不足
慢性的な人員不足も必然的に残業をすることになります!
人員不足ということはそれだけ一人当たりの負担が増しますもんね!
中堅看護師になってくると人員不足にプラスして役職者としての業務なども増えるため、必然的に負担を背負うことになってしまいます
また、看護師主婦の方も多いため、小さなお子さんが熱を出してしまって急遽欠勤・・・・なんてこともよくあることです
仕方ないことですが、これも一人当たりの負担が増える原因となってしまいます
指導を受ける
新人の頃は毎日のように先輩に仕事の指導を受けます
業務が終わってから

今日はどうだった?
から始まり仕事の流れ、わからなことなどに対して長々と指導をされると自然と時間が過ぎてしまいます!
指導する方もされる方もともに辛い時間であるため、出来るだけ指導の時間を無くしていきたいものですね!
残業への対処法
残業への対処法
✅業務中に看護記録をすることを意識・練習する
✅仕事を依頼する
✅翌日の情報収集(出来るなら)
✅時間がかかる原因を考える
✅異動・転職を考える
業務中に看護記録をすることを意識・練習する
毎日ラウンド中にはパソコンを一緒に持ちながらしている人が多いと思います!
なので、ラウンドしている時に一緒に記録を記載しましょう!
可能であれば、患者さんの部屋から出たあと、その場で記録を書くことをオススメします!
患者さんの言うことを忘れないうちに記載し、状態のアセスメントをその場で行う。とても効率的なことですよね!
慣れないうちは中々時間がかかりますから、全員の記録をラウンド中に行おうとせず
まずは、今日は一人の患者さんの記録をすぐに記載する!などの意識・練習をしていくと徐々にその感覚に慣れてきますよ(^ω^)

患者さんの部屋で記録書くのは失礼やからアカンで~~
仕事を依頼する
年数を重ねていく毎に仕事量は必然的に増えてきます!
どうしても自分だけでは仕事が終わらない量があるときってありますよね!
その時は任せられそうな仕事は依頼するようにしましょう!
自分の目で確認しなければいけない(急変対応・処置など)こと以外で、任せられそうな仕事は先輩・後輩に依頼して少しでも仕事量を分散・減らしていくことが定時までに終わるカギになってきます(^ω^)
仕事を依頼することに申し訳なさや、相手の目を気にしてしまうこともあると思いますが、これが出来ない残業を減らすことはほぼ不可能といえます

ワイはたまに仕事依頼しすぎて嫌な顔されてしまうことがあるで~笑
依頼する仕事も考えなあかんで~!
翌日の情報収集(出来るなら)
翌日の情報収集が出来るなら朝の残業時間を減らすことが出来ます!
しかしこれはその日の仕事が終わり余裕がある場合のみにしましょう!
また、前日から翌日の情報収集をしていても夜間帯で状態変化が起こったり、処置の内容が変わったりするので、前日から情報収集をしても当日にもう一度軽く確認はするようにしましょう!
ゆとりがある日勤の日限定となりますが、ある程度効果がありますよ(^ω^)
時間がかかる原因を考える
何故、残業が多いのでしょうか?それをしっかりと考えることが大切です!
残業が多い原因は入院処理が大変だから?処置に時間がかかるから?ラウンドに時間がかかってしまうから?等、様々な原因があると思いますので、その原因を考えて対処する必要があるでしょう

ワイはラウンドに時間がかかってたから、出来るだけ早く回ることを意識してたでー!
そうすることで自然と無駄が無くなって時間にも余裕が出るようなったわ!
異動・転職する
以上のことをしてもどうしても残業が減らない、残業は減らせたけど定時で帰るのは難しい!
そんな時は思い切って異動や転職を考えてみましょう!
病棟を変えるだけで残業時間が減らせるかもしれません!
各病棟の師長さんは他の病棟の状況も把握しているため、残業が多いことを理由に異動を考えていることを伝えると他の病棟への異動を検討してくれるかもしれません!
また、病棟異動が難しいなら、転職することをオススメします!
実際それまで残業を月間約30時間してきた私ですが、転職して現在は残業時間はありません!
病院によっても残業時間が全く異なるため、転職の面接などでも聞いてみるのも効果的ですね!(^ω^)
サービス残業は請求できる!
サービス残業は本来許されないものです
しかし日本医療労働組合連合会の労働実態調査によると、残業をしている看護師のうち約3分の2はサービス残業をしているとの調査結果が出ています!
こんな現状許すことができません!
実際上司に「この残業代は出せません!!」と言われても請求することは出来るため諦めないでください!
残業代の未払いがある場合、残業をした証拠を集めることから始めます!
普段からタイムカードを残しておく、メモをしておくなど、些細なことでも構いません。それが証拠になるのです!
メモをするなら、何日の何分残業したかを詳細に記載しましょう!
それを職場にもっていき、残業代を請求します!
ドヤッ!!!とガツンと一言言ってやりましょう!!
もし職場が請求を断った場合、労働基準監督署に相談します!
残業代を支払うよう労働基準監督署が職場と話し合ってくれます
→全国労働基準監督署の所在案内 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
それでも支払わないようであれば、裁判所に行くようにします!

裁判なんて、おおげさじゃん!
そんな裁判まで起こしたらもう職場にいれないよ!
そう思うのなら、辞める時に行動しましょう!
いずれにせよ、このようにサービス残業を請求できるのは、過去2年分です!
それ以上のものは請求できませんので、是非2年経つ前に一度考えてみてください!
ダメ!サービス残業!!!!
まとめ:残業は減らせる!
病院によっても残業時間は大きく変わります!
大学病院や総合病院、急性期病棟などは月間20時間程度の残業をしているところも多くあります!
おかしい話ですよね!
仕事を早く終わらせなければいけない!!と意識しすぎるのもどうかと思いますが、毎日のように残業ばかりするのも・・・ね?
残業を減らして心を豊かにしていきましょう!
では、また!
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