
もう毎日が辛い、ホントウに行きたくない

一年目の時は毎日そう思うよね
新人看護師は毎日「辞めたい」という気持ちと戦っています!
それは先輩看護師が新人だった頃も同じです
患者さんの命に携わる責任感、仕事のミスで先輩に怒られる、夜勤が始まり生活リズムが崩れるなど・・・
本当に毎日辛いですよね!
その気持ちは当然でありながら、どうすれば解決するのかというと・・・・
コレ!と言った解決策はありません
しかし、自分だけがしんどいのではない!と思えることは少しでも仕事を頑張る糧になるのではないでしょうか?
そして、私達先輩看護師たちも、新人看護師の悩み、辞めたい気持ちにもっと寄り添うべきなのです
今日は新人看護師、そして先輩看護師の方にも読んでいただきたい記事になっています!
この記事でわかること!
✅新人看護師の辞めたい理由がわかります
✅先輩としてどうすれば良いかがわかります
✅新人看護師は皆同じ気持ちだということがわかります
新人看護師は「辞めたい」思わない方が珍しい
私は新人看護師のころは毎日のように「辞めたい」と思っていました
休みの日でも

あぁ~明日仕事かー

あぁ~明日仕事かー

あと12時間後には病棟にいるんやな~・・・
と悲観的になり、休みを楽しむ余裕さえ無いくらいでした
このように新人看護師の頃は誰もが「辞めたい」という気持ちと戦っているのです
口にしないだけであなただけではなく、皆が同じようなことを思っているのです
新人看護師が「辞めい」と思う時期
そんな中でも特に多くの新人看護師が辞めたいと思う時期があります
それは、入職後1・3・6か月目と言われています

どうしてこの時期は辞めたいと思う新人看護師が多いんだろう?

考えられるのはこんなことやで!
新人看護師が辞めたいと思う3つの時期の特徴
・1か月目:看護師の理想とギャップを知る
・3か月目:夜勤の導入、一人で出来る業務が増えるミスが増える、先輩から頼まれ仕事量が増える
・6か月目:夜勤の独り立ち、重症患者を受け持つ、同期の中でも仕事の出来に差が出てくる
せっかく病棟の雰囲気や業務に慣れてきたころなのに・・・
というように新人のころは毎日のように新しいイベントがあるため、中々業務に慣れるまでは時間がかかってしまうのです
✅新人の頃は「辞めたい」と思うことが当たり前
✅新人看護師には特に辞めたいと思う時期が3つある
新人看護師が辞めたいと思う理由
先輩から毎日怒られる
新人のころは毎日のように先輩看護師に注意・指導されますよね!
時にはお局様のような先輩が指導係だと無意味に叱責されたりと・・・
ですのでどんどんやる気や、自信、積極性を失ってしまいます
そして先輩からは
「あの子はやる気が無い」だの「積極性が足りない」だの陰口をたたかれたり、指導してもらえなくなったりします
何故、その子が「やる気が無い」、「積極性がない」のかを先輩看護師は考える必要があるのです
責任感の重さ
看護学生のころは患者さんと毎日お話をして、処置・リハビリを見学するなど
患者さんと対面で話すこと以外で、何かを実践することはほとんどありません
しかし、看護師になると途端に採血や、ルート確保さらにはモニター管理が必要な患者さんを受け持つことになります
看護学生のころに行っていた実習とのギャップが生まれ、急に責任感がのしかかる看護師という仕事に慣れるまでには時間がかかるのです
課題が多い
新人看護師の頃は頻繁に研修があります
研修は予習・復習などの課題の提出が求められ、時にはレポートの提出もしなければいけません
そして病棟では毎月のようにプリセプターや先輩から疾患についての勉強課題が与えられます
業務・そして課題提出に追われる毎日を過ごさなければならないため、
そもそも看護師になったことを後悔してしまう傾向があります
夜勤が始まって生活リズムが崩れてきている
新人看護師は通常なら6~7月から夜勤業務が開始となります!
そうすると自然と不規則な生活リズムになりますよね!
生活リズムが崩れてしまうことで、身体的のみでなく精神的にもストレスがかかってしまい、さらにそこにミスが重なってしまうと「辞めたい・・・」という気持ちが強くなるのも当然のこと!
不規則な勤務が自分には合わないと思った時はまずはすぐに病棟師長に相談し、シフト調整を希望することをオススメします

ワイも夜勤ばっかりでしんどかったときは師長に相談して回数減らしてもらったで~
相談するのは勇気がいることやけど言うと気持ちは楽になるで!
新人看護師が辞めないために「先輩」が出来ること
「出来ない」ではなく、「出来た」ことを褒める
新人看護師は常に不安やストレスとのたたかいです
毎日のようにミスをして先輩に怒られたりするとさらに本人を追い込むだけです
指導のポイントとしては出来ないことではなく出来ることを褒めます!
たとえば、採血をミスした新人看護師との場面で確認してみましょう
NGな先輩の対応

パイセンすみません、採血できませんでした
逆血はかえってきましたが、そのあとが中々うまくいかなくて・・・
もう少し針の角度を変えた方がよかったと思います・・・

またできひんかったんか!
採血ミスばっかりしてたら患者さんが苦痛やろ!!

ぐすっ・・・すみません・・・
このような指導の仕方では新人看護師の中で響くものがありませんよね
ただ叱られているだけで更なる自信の消失を進めてしまうだけです
OK

パイセンすみません、採血できませんでした
逆血はかえってきましたが、そのあとが中々うまくいかなくて・・・
もう少し針の角度を変えた方がよかったと思います・・・

ええやんええやん!
逆血がかえってきたならあと一歩やし、問題点も理解出来てるやん!
もう少し改善点があるかもしれへんし、一緒に考えよか
(パイセンってのは気になるけど・・・)
✖採血が出来なかったことを指摘
〇逆血がかえってきたこと、問題点を理解していることを褒める
このように出来たことに着目してあげるだけで、本人の気持ちとしては非常に楽なものになります
もちろん、同じミスを繰り返す・それ以上先のことが出来ない
このようなことがあるのであればその原因や対処法を指導していく必要はあります
しかし、その際も指導した最後には出来たことも同時に褒めて伸ばしてあげましょう!
自ら進んで話しかける
病院によっては同期がいない孤独な新人看護師も多いのです
そんな時は先輩が進んで話しかけてあげましょう
新人から話にいかないなんて、積極性がない!
なんて言われる風習にありますが、話しかけにくいのは当然のこと
先輩全員が指導係になる必要なんてありません!
新人看護師が心を開ける相手になるのも先輩看護師の役割だと私は思います
2年目の先輩看護師は新人看護師の心の支え
新人看護師が相談しやすい、そして先輩として新人の気持ちがもっとも理解しやすいのが2年目の先輩ではないでしょうか?
この間まで新人だった先輩だからこそ新人看護師の悩みは理解できますよね!
新人看護師は2年目看護師をとても頼りにしている存在なのです
また、2年目看護師も新人看護師とはまた違った悩みを持っていることも多く、お互いの悩み相談をして、少しでも気持ちを楽にしましょう
辞めたい新人看護師:目的を一度振り返ってみよう
毎日のように先輩から怒られ、強い責任感を持ちながら、課題の提出に追われているとそれは誰でも「辞めたい、疲れた」という気持ちになります
しかしそこですぐに辞表を提出、さよなら~~~、看護師なんてもうや~めた
となるのではなく、まずは看護師になった目的を振り返ってみましょう
皆さんはどうして看護師になりたいと思ったのかを考えてみます
お金のため、人の命を守るため、親の影響など
その人には様々な背景がありますよね!
皆さんは辛い看護学生時代を乗り越えたわけですよ!
どんな背景があろうと看護師になるために辛い学生を乗り越えた!
その強い意志を持って看護師になったわけなんですから、一度立ち止まって看護師になった目的をもう一度確認してみましょう!
同期と励ましあおう
この記事で口酸っぱく言っていますが、辞めたいという気持ちは全員と言って良いほど同期は感じています
でも、辞めない理由の大きな1つは
そうです、同期がいるからなんですね!
皆さんが辛いと思っている一方で、同期は皆さんが心の支えとなっているかもしれません
皆さんが思っていることはきっと同期も感じているはずです
全力で相談しあって、時には先輩の愚痴も話してみましょう!
意外と盛り上がってストレスの解消になることも・・・
どうしても耐えられない時は異動や転職をする
それでもどうしても辞めたい
と思った時は看護師を辞める前に一度異動・転職することをオススメします
皆さんの辞めたい理由が、看護師に向いていないから、やる気がなくなったから、先輩が怖いから・・・
どんな理由であれ、辞めたきりで終わらせるのではなく一度異動や転職をして考え直してみてください
もしかしたらあなたが辞めたいと思った理由はやる気が無かったのではなく、人間関係が悪かったからかもしれません
もしかしたらあなたが辞めたいと思った理由はセンスがないからではなく、指導方法に問題があったのかもしれません
まとめ:新人看護師は皆思いは一緒
今日は新人看護師の「辞めたい」についてお話しました
この記事については看護師皆さんに読んでもらいたいものです
そして新人看護師のみんなは思いは同じだということを理解していただきたいですね!
この辛い1年間を過ぎると2年目からはスーーット心が楽になります(2年目からは新たな課題もありますが)
同期やプリセプターの先輩と一緒に乗り越えていきましょう!
では、また!
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